原油安でもガソリンが安くならない時に節約する方法

最近ガソリンが高いと思いませんか?私は車に乗ることが生きがいになっているので、すぐにガソリンがなくなってしまい、ガソリンが高くなる度にため息が出ます。

 

ガソリンの価格は、原油取引の価格次第で決まってしまうので、原油安というニュースが流れるとガソリンが安くなると期待するのですが、最近ではガソリンが安くなるとは限らないことが多く、何とか節約する方法がないものかと頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか?

 

原油価格は産油国(主に中東)が1バレルあたりのドルでいくらで売るかによって決まっていますが、この価格というのは需要、供給のバランスや情勢で変化するために一定の価格になることがありません。

 

つまり個人だけでなく、日本が努力してどうにかできるものじゃないんですね。

 

それでは何も節約する手段がないのかというと、実はガソリンを安くできる手段は残っています。今後ガソリンの価格は下がるよりも上がる可能性のほうが高いため、今からでも節約する方法を考える必要があるのです。

 

原油安なのになぜガソリンが安くならない?

 

原油価格が下れば、すぐにガソリンが安くなってもよさそうですよね?

 

しかし実際には、ガソリンが安くならないケースが多いのです。ガソリンが安くならない理由はいくつかあります。

 

ガソリンに占める税金の影響


ガソリンにはガソリン税がかかっています。ガソリン税は1リットルあたり53.8円となっており、ガソリン価格の半分近くを占めています。

 

なぜこんなに高いのかと言いますと、揮発油税と地方揮発油税という2つの税金が含まれているからなんです。名前が似ているとおり、地方とつくほうは地方自治体向けに制定されている税金で、2つの納税目的は同じです。

 

さらにガソリンには、消費税もかかります。ガソリン自体に税金がかかっている上に、ガソリンという物を消費するから消費税がかかっているなんて理不尽ですね。

 

それだけでなく、ガソリンは輸入する段階で関税及び関税及び石油税も課せられおり、1リットルあたり2.2円かかっています。

 

輸入による影響

 

冒頭でも説明しましたが、原油は1バレルあたりのドルという価格で取引されていますが、日本が輸入する上でドルと円の為替取引が発生します。

 

そのため円安の場合は、原油価格が下がったとしてもガソリンが高くなることが起こるのです。

 

また、円高の場合においても直近の原油価格が高い場合、たとえ原油価格が下がったとしてもすぐにガソリンは安くなりません。その理由は、各石油会社が備蓄しているガソリンがあり、安くなってから輸入されたガソリンがすぐに消費されないからですね。

 

それだけでなく日本国内の市場価格をみて、急に安くすると利益が下がってしまうので徐々に下げたいといった思惑が入ることもありえます。価格を下げるのは簡単だと思いますが、逆に価格を上げる場合はイメージが悪くなりますので、原油価格が上がった場合の時を想定して下げる場合は慎重に行うはずです。

 

以上のこと以外にも、原油取引に関わる国家間の取り決め、情勢、代替燃料等によって原油価格は変動しますので、ガソリンの価格は多くの要因によって決まっています。

 

車の維持費に占めるガソリン代の割合


車は維持費がかかるということは、誰もが感じていることだと思いますが、維持費の中でもガソリン代はもっとも占める割合が大きいといえます。

 

項目 費用[円] 割合[%] 条件
燃料 150000 59.1 年1万キロ、燃費10km/L、1L150円計算
保険 18000 7.1 年間の保険料
税金 48200 19.0 1年あたりの税金
車検 50000 19.7 1年あたりの車検費
整備 20000 7.9 1年あたりの整備費
洗車 6000 2.4 1年あたりの洗車費

 

こちらは年間の車の維持費に関する項目の内訳を示していますが、ガソリン代が突出して多いことがわかります。ガソリン以外の項目は、年間で支出する頻度が少ないために結果的にガソリンよりも支出が少なくなりやすいといったことが予想されます。

 

つまり車の維持費を節約する場合は、ガソリン代を節約することから始めるのがもっとも有効だと言えます。

 

ガソリン代は、年間の走行距離が多いほど上がりますし、ガソリン価格には地域差もありガソリン価格が高いところを使っていればさらに支出は増えていきます。

 

原油安の時でもガソリン代を節約する手段

 

ガソリンを節約する手段は色々あるのですが、方法によっては最寄りのガソリンスタンドで通用しないものや面倒に感じる方法もあります。

 

⇒ガソリンを節約する方法はこちら

 

そのためどこでも通用し、もっとも効果が高い方法を紹介します。それは、支払い方法をクレジットカードにすることです。

 

クレジットカードといっても何でも良いわけではなく、ガソリンスタンドが発行しているカードにガソリンを安くする特典が入っているものがあります。現金払いしかしたことがない方は、知っておいて損はないですよ。

 

ガソリン代を節約できる特典つきのカードは?

 

シェルスターレックスカード

 

ガソリン代の割引額の大きさでは、このカードがもっともベストだと感じます。ハイオクでは最大13円引き/リットルですからね。

 

このカードと同じシェルが発行しているイージーペイを組み合わせるとさらに割引になる裏技もありますので、最寄りのガソリンスタンドにシェルがあればこのカードがおすすめです。

 

欠点は年会費がかかることですが、普段車を使っているのであれば、十分に元がとれる程度の費用ですので心配はありません。

 

年間走行距離 10000km
燃費 10km/L
ガソリン単価 150円/L
年間ガソリン使用量 1000L
割引額(最低) 2000円
割引額(最高) 13000円
カード年会費 1250円

 

割引額はカードを使用するほど増えますので、ガソリンだけでなく買い物等に使用するとさらにお得になります。

 


シェルPontaカード

普段の買い物でPontaを利用されている方は、こちらのカードもおすすめです。

 

ガソリンを1L給油する度に2ポイントもらえるので、年間で相当なポイントが貯まります。Pontaであれば他の買い物で利用することも多いので、ガソリンに限らず他の用途でも使いまわせば相当貯まるんじゃないでしょうか?

 

入会するだけでも3000ポイントもらえますし、1回でも使えば年会費無料というのが魅力的です。私はPonta派ではないので、スターレックスを使うのですが、Pontaをよく使う方ならこちらのほうがおすすめですね。

年間走行距離 10000km
燃費 10km/L
ガソリン単価 150円/L
年間ガソリン使用量 1000L
割引額 2000ポイント
カード年会費 0円

 

ガソリン代は今後も高くなる

 

 

今後のガソリン価格は、これまでのガソリン価格統計をみる限り上がることが予想されます。20年前に比べてガソリン価格は、増加傾向になっています。

 

それでも時々ガソリン価格は下がる時がありますが、120円ぐらいで下げ止まり、100円台まで下がることはほぼないと思います。

 

2018年以降はガソリン価格が増加しており、160年付近まで上がることが予想できます。過去160円超えを1回しているので、もし160円を超えるとなると、さらに上がって170円ということもありえます。

 

170円となれば、車の維持費として大打撃ですよね。車が生きがいな私としても車に乗ることを控えなければならないかもしれません。

 

ガソリンが高くなるほど、ガソリン節約術が効果を発揮してくると思いますので、車の維持費についてもう一度見直す時期にきていると思いますよ。まずは今回紹介したような簡単な事から始めてみてはいかがでしょうか?