車中泊は軽自動車で(二人まで)するのがおすすめな理由
長期連休シーズンになると車で出かけたくなるものです。
しかし事前に宿泊先を確保したり、宿泊先のチェックインのことがあるので計画的に行動しなければなりません。
私も旅行に行く際に事前に計画を考えたりするんですが、いざ行ってるみると道の混雑や行き先を変更せざる得ない状況が発生することでスケジュールが大きく変わることがあります。
そのため計画をしっかり作るのではなく、大まかに行きたいところをリストアップして、行ってみて余裕がある限り行き先を追加するようにしています。
そうすればスケジュールが崩れた時に慌てるような事を避けられますし、窮屈な旅をしないで済みますしね。
さらに自由な旅をお求めなら車中泊がおすすめです。
車中泊のメリットとは?
車中泊は車で寝泊まりすることですが、宿泊先を決めないためその時の状況に応じて宿泊先を変えることができます。
観光地を回って1日が終わると、宿泊先まで移動する必要があります。
宿泊先が近ければ良いのですが、観光地から離れている場合、疲れてても移動しなければいけません。
また宿泊地に移動して泊まり、翌日別の観光地へ行く予定だったらまた移動しなければなりません。
はるばる来ているのに移動ばかりで疲れますよね。
こういう場合に、車中泊は便利です。
観光地のすぐ近くで泊まることができるからです。
また、事前にどこで車中泊するかも決める必要はないです。
車中泊は駐車スペースがあれば、基本的に泊まれる可能性が高いからです。
さすがに都会の道路に路駐だとまずいでしょうが、観光地が田舎であれば少し山道に入ると駐車できる場所が山ほどあるのです。
適当な場所に車をとめれば、もう宿泊先の心配はなくなり旅がより快適になるでしょう。
車中泊のデメリットとは?
車中泊のデメリットは、車を止めた場所が民家もない山奥だった場合に、トイレがなかったり、コンビニがないことですね。
私は高野山へ行き、寺巡りをした後に高野山山中で車中泊をしたことがありますが、そこには何もありませんでした。
夜になると犬の遠吠えも聞こえてきて、少し不安ではありましたが何も問題は起きませんでした。
トイレも食料を入手できる場所もありませんでしたから、事前に事済ませて、現地についたら寝るだけです。
実は少し離れた場所に道の駅があり、そこにはトイレ等があったのですが、道の駅は満車でした。
車中泊ブームの影響で道の駅は夕方頃から混みだすので、早めに確保しないと満車になってしまいます。
私は泊まる場所のせいでスケジュールを変えるのが嫌だったため、道の駅にこだわりはありませんが、もし道の駅に泊まる場合は早めに行ったほうがいいですよ。
車中泊をする際の車の選び方
車中泊をするにあたり、もっとも考えてほしいのが車です。
使用した車によって、快適さが雲泥の差になるからです。
ちなみに私が高野山山中で使用した車中泊車がこちら↓
一番参考にしてはいけない車です。
車中泊の旅で何を重点に置くかで車選びが変わってくるのですが、私は運転する楽しさを優先し、泊まることはニの次にしました。
しかし実際に泊まってみると全然眠れないため、翌日に疲れを残す結果となりました。
たとえ1人旅でも2シーターの車で車中泊はおすすめできないです。
もしこのような車で行ってしまうなら、テントを準備して泊まったほうがいいですね。
このような経験もあり、車中泊に使用するなら広くて、シートアレンジができる車をおすすめしたいと思います。
車中泊におすすめの車
車は普段使いが主で、車中泊はたまにできればいいという方は、普段使用している軽自動車みたいなコンパクトカーでも車中泊に使用できると思っていいですよ。
その場合に選びたい車はモアスペース系軽乗用車となります。モアスペース系軽乗用車は、軽乗用車で可能な限り室内空間を広くした車です。
軽乗用車ですので、普段で使用する際の運転のしやすさは良く、加えて室内が広いというメリットがありますので、車中泊で使用することも可能です。
モアスペース系軽乗用車で車中泊する場合は、最大2名までが想定です。各メーカーが魅力的な車種を出してきているジャンルですので、それぞれ比較してみたいと思います。
ダイハツ・タントカスタム
室内長:2200mm 室内幅:1350mm 室内高:1365mm 燃費:24.6~28.0km/L 価格:1220400~1873800円
ダイハツ・ウェイク
室内長:2215mm 室内幅:1345mm 室内高:1455mm 燃費:23.2~25.4km/L 価格:1350000~1841400円
スズキ・スペーシアカスタム
室内長:2155mm 室内幅:1345mm 室内高:1410mm 燃費:24.0~28.2km/L 価格:1517400~1908360円
ホンダ・N-BOXカスタム
室内長:2240mm 室内幅:1350mm 室内高:1400mm 燃費:20.4~22.2km/L 価格:1596240~2080080円
日産・デイズルークス
室内長:2235mm 室内幅:1320mm 室内高:1400mm 燃費:23.0~27.0km/L 価格:1306800~2037960円
各メーカーの代表的な5車種を取り上げてみました。
各車のスペックを比較してみますと次の通りになります。
まず室内空間の広さを表す室内長、室内幅、室内高を比べてみますと、室内長はN-BOXがもっとも広く、室内幅はタント、N-BOXがもっとも広くなっており、室内高はウェイクがもっとも広いという結果になりました。
室内幅に関しては各車の差は小さいので優位差はなさそうですが、車中泊においては室内長が重要です。
シートをリクライニングして、フラットにする際に室内長が広いほどフラットにしやすい点と横になった時に足が伸ばせられるかどうかに関わってくるからです。
今回室内長がもっとも広いN-BOXは、この中ではもっとも足を伸ばしやすい広さであるといえます。しかしながらN-BOXは、完全にフルフラットになるシートアレンジがないという点が残念です。
もう生産終了してしまいましたが、N-BOX+という車はフルフラットにできましたのでN-BOX+が復活すれば一番おすすめできる車になったと思います。
シートをフルフラットにできて良さそうな車は、ウェイク、タント、スペーシアだと思います。
ただしシートの背面を使用しますので、そのままでは硬いのでマットを敷く必要があります。
次に燃費を比較してみますと、スペーシアがもっとも良い数値を出しています。スペーシアはこの中で唯一ハイブリッド車であるため、燃費に関しては断然有利な車となります。
最後に価格ですが、価格はタントがもっとも安い価格帯といえます。
しかし車を購入する際には値引きもあるため、実際の購入価格では結果が異なる場合があります。
特にモデル末期の車ですと大きな値引きができる可能性があるため、安く購入したい方は購入する時期に注視すると良いかもしれません。
車中泊をより快適にするアイテム
シートをフルフラットにできる車が、車中泊に向いてることは間違いありませんが、フルフラットにしても段差はありますのでより快適にするには工夫が必要です。
シートの段差をなくすには?
①布団を敷く
私が過去に車中泊した車で、4人乗りのクーペがあります。
この車は前席をリクライニングすることができますが、フルフラットにすることはできません。
そのため布団を持ち込み、寝る時に敷きました。
布団を敷くことで段差が緩和されて寝心地はかなり改善できます。
布団であれば普段家で使っているのと同じ寝心地になりますので、熟睡できますね。
デメリットは、布団はかさばるのでたくさん持っていくのは難しいという点です。
また掛け布団、毛布は、寒い時期であれば必須になります。
②マットレスと寝袋を使う
まずマットレスを使用して、シートの段差をなくします。
この時に使用するマットレスは、柔らかいものを選んだほうがいいです。
マットレスは巻いて持っていくことができるため、2人以上で車中泊する場合にも持っていくことができます。
寝袋は、外気温によって夏用と冬用等がありますので使用する季節を基準に選ぶことが重要です。
寝袋の場合枕はありませんので、クッションやタオルを丸める等して簡易枕にすればいいかと思います。
まとめ
・車中泊に適した車は、室内長が広く、特にシートがフルフラットになる車がおすすめ
・シートの段差をなくすことで快適性が向上
車中泊が一番快適なのは秋になりますので、秋に遠出する際には車中泊をすることをおすすめします。