軽自動車は女性受けも良く人気!おすすめの車種は?
車にも流行があり、売れている車のジャンルには自動車メーカーが力を入れますので、さらに売れていきます。最近売れている車のジャンルを調べてみると、軽自動車の販売数が普通車を超える勢いになっています。
どうも最近の軽自動車は、室内がかなり広いため女性受けも良いのが人気を後押ししているみたいですね。
軽自動車と普通車の割合(2016年)
現時点では普通車が多いのですが、軽自動車は年々約1%ほどシェアが伸びており、10年後くらいには普通車よりも多くなるような勢いです。
街中を走ってる車もなんとなく軽自動車が多いような気がしますが、データ的にも増えているのは間違いありません。
かつて軽自動車といえば、商用車みたいな内装でパワーもないため長距離には使えないような車ばかりでした。
また車内が狭いため1人で乗るぶんにはいいですが、多人数で乗ることは不可能です。
私は大学生の頃にジムニーという車を乗っていました。
ジムニーを購入した理由は、大学の卒論研究で山や海に行くことがあり、舗装路じゃない場所でも走れる四駆が欲しかったからです。
またジムニーは軽自動車ですので、維持費が安いというのも決め手です。
ただし多人数で乗る車としてはおすすめできません。
ジムニーは4人乗りですが、後部座席は狭く、床が高いせいで疲れます。
また後部座席の横にはドアはないので、乗り降りもしにくいです。
私はほぼ1人で乗っていましたから気になりませんが、もし購入を検討されている方は1人で乗ることを前提にするべきかと思います。
ジムニーはファンが多い車ですので、趣味で乗るなら本当におすすめです。
さておき、今売れている軽自動車はどんなジャンルなのでしょうか?
今売れている軽自動車は何?
軽自動車の年間販売台数ランキング
軽自動車の販売台数が多い順に並べてみますと、上位はNBOXやタントなどのモアスペース系軽乗用車というジャンルの車で占められています。
これらの車は車内空間を広くするために、全長に占めるエンジンルームを狭くし、さらにホイールベースを長くすることで車内へのタイヤの張り出しを抑えています。
また車高も高く、後部座席はスライドドアを採用することで乗り降りもしやすくなっています。
車内空間の広さでは1BOXタイプ(エブリィ、アトレー等)のほうが広いですが、1BOXタイプは商用としての使用が考慮されるため乗り心地や騒音が大きく、燃費も良くないです。
モアスペース系軽乗用車は1BOXタイプと軽乗用車の良いとこ取りをした車になりますので、人気があります。
次点で人気があるのは、ワゴンRやムーブ等の軽トールワゴンです。
軽トールワゴンは、軽乗用車の車高を高くすることで乗り降りがしやすく広々とした車内となっています。
初代ワゴンRが1993年にデビューした際に大ヒットとなり、モアスペース系軽乗用車が登場するまではもっとも売れているジャンルでした。
軽トールワゴンの次に売れているのは、ハスラーやキャスト等の軽クロスオーバーです。
こちらは、軽乗用車とSUVの中間に位置する車です。
街乗りメインで使用し、時々アウトドア等の遊びにも使用したい方へ向いている車です。
アウトドアメインですとSUVのほうが良いのですが、SUVは車体が重いため燃費が割るというデメリットがありますが、軽クロスオーバーは軽乗用車ベースであるため燃費も良いです。
また外観も派手なデザインとなっており、見た目で選ぶ人も多い印象です。
これらの車は今のニーズに合致しているため売れているといえます。
ではそれぞれのジャンルでおすすめの車種は何になるのでしょうか?
おすすめのモアスペース系軽乗用車は?
1位 ダイハツ タント
<理由> タントはモアスペース系軽乗用車の元祖です。
2007年にデビューしてから3回モデルチェンジを行い、熟成されてきました。
他車より優れているのは静粛性と燃費です。
軽自動車はコストを下げる必要から静粛性が劣っている車が多いのですが、タントは静粛性に優れています。
普段運転していて騒音が聞こえる車はストレスになりますので、静粛性は数字に現れませんが重要です。
また燃費に関しても他の車種よりも優れていて、28.0km/Lです。
見落としやすい事ですが、燃料タンクの容量も重要です。
燃料タンクの容量が少ないほど、重量が軽くなるため燃費に有利になることから燃料タンクが小さい車を低燃費とうたっている車が多くあります。
しかし実用的には燃料タンクが小さいために、航続距離が短くなり頻繁にガソリンを入れる必要があるのは手間です。
軽自動車ですと、一般的には燃料タンクの容量は30Lが多いのでこれより少ない車は注意です。
タントは30Lですが、燃費も良いため優れているといえます。
2位 ホンダ NBOX
<理由> NBOXは、販売台数1位の人気車種です。
人気の理由はエンジンのパワーが優れているため、重くなりがちなモアスペース系軽乗用車でも軽快に走らせられる点です。
またアウトドアでの使用も考慮して、シートをフルフラットにできる等のシートアレンジにもこだわっています。
燃費も27.0km/Lで、タントに次いで良い成績です。
ただしタントより燃料タンクが小さい27Lとなっている事と、静粛性でタントより劣る事がマイナスになります。
NBOXは、長距離を走ったりアウトドアでも使用したい方におすすめですね。
おすすめの軽トールワゴンは?
1位 スズキ ワゴンR
<理由> ワゴンRは軽自動車ですが、動力にモーターも使用するハイブリッドカーです。
そのため燃費は33.4km/Lとかなり優れています。
またワゴンRはシートを完全なフルフラットにできるため、車内で横になることもできたりします。
2位 ダイハツ ムーブ
<理由> ムーブは、ワゴンRのライバルとして長年競ってきた車種です。
車内の広さはワゴンRとほぼ同じですので、見た目がムーブのほうが好きだと思う方はこちらを選びます。
燃費に関しては、ハイブリッドではないので、ワゴンRより劣ります。
その他おすすめの軽自動車
1位 ホンダ S660
<理由> こちらは軽オープンスポーツカーです。
軽自動車ですが、ターボエンジンをミッドシップ(運転席の後ろ)に搭載しているため加速も良く、コーナリングも得意です。
私が所有する車がロードスターであるため、同じような車をおすすめしていますが、屋根を開放してスカイラインやシーサイドをドライブするのが楽しいです。
マニュアルミッションが乗れる方はマニュアルをおすすめしますが、CVTもありますので一度はオープンカーに乗ってはいかがでしょうか?
2位 ホンダ NONE
<理由> NONEは軽トールワゴンですが、走りにこだわっておりコーナリングでも不快なロールが少ないです。
特に見た目が私の中ではかっこいいと感じたため、おすすめにしました。
個人的にはマニュアルミッション車があれば、さらに最高の車になると思います。
軽自動車は今後のどのような車が出る?
軽自動車は、燃費の向上と車体の軽量化が課題となっております。
自動車メーカーでは、気筒数を減らしてエンジンを小型化したり、部品を樹脂などの軽量素材を多用する等の努力を試みている段階です。
直近ではスズキのジムニーのモデルチェンジが2018年度中のようです。
軽SUVジャンルは縮小してしまったため、今後ジムニーを始めとして再燃してほしいジャンルだと思いますね。